2020/11/18 に発表された App Store Small Business Program への参加受付が 米国時間 2020/12/03 より開始されました。
筆者、まだアプリリリース出来ていないのですが、追加の登録料金も必要なく、登録しておくだけでも損は無いので、この記事を書きながら早速登録してみることにしました。
App Store Small Business Program とは何か
有料アプリ、アプリ内課金の総売上が100万ドル(日本円で1億円超)未満の中小事業者や個人事業主に対して、これまで30%の手数料をAppleから課されていたところを、このプログラムに加入するだけで15%に下げてもらえるというものです。
Apple Developer Program に登録していれば、追加の登録料金や特別な条件などはなく気軽に加入できます。
なぜこんな大盤振る舞いのようなことをするようになったのか、については色々とご意見はあるかと思いますが、Apple や IT業界界隈のニュースに敏感な人なら薄々感づいている通り、某ゲーム会社との訴訟争いがかなり影響していると言っていいでしょう。
「個人や中小事業者の開発者を応援したい」と言うことのようですが、タイミングがタイミングなだけに、批判をかわす感じに捉えられてしまっても無理はありません。
とにもかくにも筆者レベルの事業主にとっては朗報と言えるので加入しない理由は無いので早速手続きしてみましょう。
なお、2021年1月1日のプログラム開始時点からこの特典を受けるためには、2020/12/18までに登録を完了しておく必要がありますので、お急ぎの方は注意です。
もちろん、1〜2ヶ月遅れでも構わない方は12/19以降でも問題ありません。
App Store Small Business Program の登録手順
早速、App Store Small Business Program の加入ページに飛びます。
下にスクロールしていくと以下のような画面が出てきます。
前述していますが、赤線にあるように、Apple Developer Program のアカウントを保持しておかなければなりません。Apple Developer Program への登録手順については以下の記事にまとめていますので、まだ登録されていない方はご参照ください。
Enroll をクリックして次へ進みます。
Apple Developer Program のアカウント(AppleIDとパスワード) でログインします。
SMS等を利用しての2段階認証を通過します。
以下は、任意で問題ありません。次へ進みましょう。
先ずは、アカウント情報に間違いが無いか確認しましょう。
最初の選択肢は有料アプリケーション契約への同意確認です。気になる方は「App Store Connect?」のリンクで確認しましょう。
ここは黙って「Yes, I have accepted.」を選択します。
次に、以下の4つの質問をされます。
どの質問も、他の開発者アカウントを保持、または関係を持っているかと行ったような内容になります。
2021年1月1日にプログラムが開始されると、別のアカウントにアプリを切り替えることが出来なくなるため、その確認のようです。
複数のアカウントを保持している方は注意が必要です。
筆者のような個人開発者の方で複数保持している人は少ないと思いますので、問題なければ以下最終確認にチェックして、Submit をクリックで完了です。
しばらくするとメールが届くはずなので念のため確認しておきましょう。
以上で登録は完了です。
さて、いいかげんアプリをリリースするぞ!
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